製品ガイド

WAKFlow HLA抗体クラスI (MR)
WAKFlow HLA抗体クラスⅡ(MR)

WAKFlow HLA抗体クラスI (MR)WAKFlow HLA抗体クラスⅡ(MR)

製品概要およびポイント

WAKFlow HLA抗体クラスI (MR)およびクラスII (MR)は、Luminex社のxMAP® Technology(蛍光ビーズ法)を用いて、HLAクラスI またはクラスII 抗原に対する血清中の抗体を検出、識別するための研究用試薬です。

<使用上のご注意>

  • ・本製品は研究用試薬です。疾病の治療や診断を目的として使用しないで下さい。
  • ・検体血清は、感染性があるものとして取り扱い、専用エリアで操作してください。
■日本人集団で高頻度に見られる抗原に対する抗体を検出
  • →日本人の抗原頻度1%以上のクラス Iまたはクラス II抗原を網羅できるようにB細胞由来のセルラインを選択しました。
  • →特異性同定および許容抗原の決定を容易にするために、日本人において頻度の高いHLAハプロタイプをホモ接合で保有するセルラインを含んでいます。
  • →検体ごとの解析はグラフで見ることができ、視覚的な解析も可能です。
■簡単な操作で多数検体も迅速に処理
  • →アッセイ開始から解析まで2時間以内(25検体)で処理できます。
■交差反応性が一目で判る解析用ソフトウェア
  • →解析用ソフトウェアは、CREG(Cross Reactivity Group)を考慮した画面からなっており視覚的 に解析が可能です。
■安心のサポート体制
  • →国産メーカーとして、迅速で丁寧なサポート体制を整えております。

キットの構成

本製品は、以下の試薬から構成されています。
これらの構成試薬は、異なる製造番号の製品、あるいは別製品の構成試薬と組み合わせて 使用しないでください。

25テスト
① ビーズミックス ………………………… 1本
② 10倍濃度洗浄液 ………………………… 1本
③ 標識抗体 ………………………… 1本

[注1]すべての試薬は2~8℃で保存して下さい。
[注2]①ビーズミックス、 ③標識抗体は、遮光して保存して下さい。

原理及び操作概要

※検体血清によっては、非特異的な反応を示す場合がありますので、血清処理試薬(別売)にて検体血清中の非特異反応原因物質を取り除いた後、検査をやり直して下さい。

解析用ソフトウェア

「WAKFlow HLA抗体解析ソフトウェア」は、「WAKFlow HLA抗体」試薬専用の解析用ソフトウェアです。 本ソフトウェアは、CREG(Cross Reactivity Group)を考慮した画面で視覚的に判定しやすくなっています。また、検体のHLA型の表示、R値の表示をはじめとして結果の検証を行う際に便利な機能も充実しています。
本ソフトウェアは、試薬をご購入のお客様に無償にて提供いたします。

<解析方法の概要>

測定結果のCSVファイルを本ソフトウェアで解析します。ビーズミックスのLot番号に対応していないロットファイルでは正しく解析できませんので、ご注意ください。 解析は、各ビーズの蛍光シグナルから算出したインデックス値で行い、各ビーズに対する陽性・陰性のパターン(抗原マップ参照)から抗HLA抗体の反応特異性を決定します。